8月2日 稽古日誌。
この日も…暑かったんだか寒かったんだか…日が経って、忘れてしまいました…。
こんにちは。
斎賀ひなです。
久し振りの稽古日誌担当です。
毎日不安定な天候ですが、皆様お元気ですか?
さて。
この日の稽古も、ここのところ定例になりつつある、『料理昇降機』→『バーサよりよろしく』という流れ。
『料理昇降機』
長通克佳と一条知弘による2人芝居。
ジャンルとしては不条理劇になるので、芝居そのものもそうですが、内容的にも、観ているこちら側も色々と考えるのが楽しい作品です。
台詞も流れも少しずつ2人の中に入って来たのかな、というところで、じわじわと変化の見られた今回。
今は余計なことも沢山入り込みますが、それを足掛かりに、余分なものを削っていく作業を重ね、ブラッシュアップしていって欲しいものです。
作品の持つリズムにばっちり乗れた時、劇的に変化するんじゃないかな、と個人的には今後をとても楽しみにしているところです。
『バーサよりよろしく』
こちらは私も出演する作品。
実は私が未だに台詞に四苦八苦していたりします…。
言い回しを微妙に変えた台詞が多いのと、感情の起伏が激しいのとで、覚えたつもりがその場では出て来なくなる…ということが多いんです。。
じ、次回こそは;
この日は頭から途中まででしたが、前半部分のほうが相手役の桃ちゃん(翠野桃)と一緒に作る"間"が大事な部分が多いので、まだまだ調整課題は多いなということを再確認しました。
バーサの持つ不安定なリズムが、早く私の中に確立され、馴染んでいって欲しいところです。
バーサの持つ哀しさ、苦しみ…というより、そこから生まれるバーサの在り方は、私が普段、力技で捻じ伏せてしまったり、目を逸らしてしまったり、そこへは行くまいと踏ん張ったりするラインの向こうに属する種類のものなので、なかなかその真ん中に自分をどっぷり置けなかったりしています。
でも、面白いのは、既にその只中に身を置いている筈のバーサにも、同じ葛藤や抵抗が見えることです。
自分が自分として立っていること、それとは関係ナシに世の中は回り時間も過ぎていくこと、自分自身ですらも思い通りにならないこと…形は違えど、誰もが持つ苦悩がそこにはあるんじゃないかな、と思います。
そして、それでもバーサが最後に選び取ったもの…。
うーん、早くブレーキを壊して、アクセル全開にしたいものです。
- 2011.08.06 Saturday
- 稽古日誌
- 07:07
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- by 劇団有機座な人たち